技術者09 入社年度2006 機械設計

ヒップに入社した理由

大学で学んだことを活かせる仕事をしたいと思ったのですが、明確に○○を設計したいというビジョンがなかったので、教授に相談したところ、様々な業種を経験することが出来るアウトソーシングという働き方を勧められて、学んだことを活かせて、様々な経験ができるヒップを選択しました。

どのような製品の開発・設計に
携わってきたか教えてください。

【乗用車の座席/シートベルト設計】
企画から要求された性能を満足させる為に必要な座席/シートベルトを選定。年々変わる衝突性能や法規を満たす為のフレームの形状検討。新しい座席/シートベルトを設置する為の固定部の形状検討。選定した部品が各国法規に対応されているか調査(強度要件や各国毎のローカルルール確認)。量産部品の合理化検討(工法/形状変更等による工数/コストダウン)。座り心地/長期使用時の部品劣化/シートベルト使用時の圧迫感等の対策をし商品力を向上させる(シート:パッド硬度検討、シートベルト:巻取り力等を適正にし胸への圧迫感を対策する等)。
【乗用車のフロア設計】
フルモデルチェンジ車両のCADによる形状データの作成。フロアと他部品を固定するブラケットの作成等。
【トラックのシャシーレイアウト設計】
部品変更時の各種装置部品の成立性確認(燃料タンクの大型化や低コスト部品への変更時の他部品への影響等)

もっとも記憶にあるお仕事は何ですか?

【自分が開発に関わった車両に自分の子供を乗せることができた】
産休前に開発に携わっていた車両が産後に発売され、当時の派遣先の一般向け車両展示会にて完成車と対面をしました。その際、派遣中にお世話になった方に「お母さんの作った車に乗ってきたかい?」と声をかけて頂いたのが印象に残っています。開発に携わったのはあまり目に触れる箇所ではなかったのですが「この車の開発に携わった」「自分は設計者をしているんだな」と実感を持つことができました。大学では座学がメインということもあり実際に「ものづくり」をすることがなかなか出来なかったので、自分の設計したものが世の中で使われているというのは設計者として誇らしいことだと思いました。

ヒップに入社してよかった点は?

【自分に合った業務をすることが出来る】
営業が自分のスキルに合わせ派遣先を選定してくれるので自分が大学や過去の業務で学んだことを活かせます。
【女性も活躍することができる】
女性の少ない業種ではありますが、育児休暇を取得することが出来るので産後も仕事を続けることが出来ています。派遣業ということもあり職場が変わることもあるのですが、営業とのヒアリングがあるので自分の生活スタイルを崩さず業務をすることができ、仕事と家庭の両立が可能です。
【社内での研修も充実】
入社後にマナー研修だけでなく、設計としての研修がある為、学校で学んだことをおさらいすることが出来ました。自社に各種CADソフトがあるので、ブランクがある場合や経験のないCADソフトも派遣前に自社にてCAD操作の確認をすることが出来ます。経験豊富な先輩社員が居るので不得意分野も克服することが出来ます。

技術者としての将来のビジョンを
教えてください。

自動車の設計を主にしてきましたが自動車設計にも様々な分野があります。内装設計/車体設計/シャシー設計と部門の違う設計をしてきましたが、設計としての知識はどの分野でも活かせると思っています。ネジの選定、部品取り付けのばらつき量の考慮、学校で習ったような内容でも実際の不具合事例等を考慮しながら設計するのとはまた違ってくると思っています。実務での経験を活かしつつ、新しい分野の知識をつけることでマルチに活躍できる設計者になっていきたいと思っています。

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